マンション売却の際に用意する必要書類とは

所有しているマンションを売りたいという時には様々な書類を用意しなければなりません。しかし、マンション売却に必要な書類にはどのようなものがあるのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで、マンション売却時に必要な書類を中心に、ケースによって必要なものまで詳しく紹介していきますので参考にしてみて下さい。

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マンション売却とその他の不動産では異なる

マンション売却時に必要な書類ですが、マンションならではの書類というものがあるということを覚えておかなければなりません。一戸建てや土地の売却とマンションの売却では、同じ不動産の売却であっても用意する書類が違います。

一戸建てや土地の売却と同じように集めてしまうと、不要だったり足りなかったりすることがありますので注意しましょう。

売却を検討した時点で書類を集めよう

マンション売却時に必要な書類を集めるタイミングですが、マンションを売却しようと検討した段階で集めておくことが望ましいです。

というのも、マンションを売却するということは当然買主が現れるということでもあります。相手がいることですからスムーズな手続きを進めるためにも、書類の不備がないように事前にしっかりと準備しておくことが必要不可欠です。

また、売買契約を結ぶ際には価格交渉などが行われます。売主としては当然少しでも高く売りたい訳ですが、必要書類の中には価格等の条件交渉をする際に有利になる書類もあります。したがって、高く売るためにも事前にしっかり書類を用意しておくことが必要です。

必要な書類は大きく分けて3種類

マンション売却に必要な書類には様々なものがありますが、大きく分けると「売主に関する書類」「権利に関する書類」「建物に関する書類」の3種類となっています。契約を結ぶ際もそうですが、買主はそのマンションの外から見ただけではわからない情報も求めています。

そのためにこれらの書類が必要となるのです。

売主に関する書類

売主に関する書類ですが、まず必要になるのが本人確認書類です。売主が自分1人の場合は自分の分だけでいいですが、マンションだと親子や兄弟、夫婦などで共有しているケースもあるでしょう。そういった共有名義で所有しているマンションの場合は、共有者全員のものが必要となります。

共有者が遠方に住んでいる場合などは時間がかかりますので注意しましょう。住民票は必ず必要というものではありませんが、登記上の住所と売主の現住所が異なる場合に必要です。住民票の有効期限は3ヶ月ですから、有効期限内のものを用意する必要があります。

売主に関する書類ではありませんが、実印ももちろん必要です。この実印も共有マンションの場合は共有者全員のものが必要です。印鑑証明も必要ですが、印鑑証明も住民票と同様に3ヶ月以内に取得したものが必要なので注意しましょう。

権利に関する書類

権利に関する書類は、登記済権利書もしくは登記識別情報です。登記済権利書は権利書とも呼ばれている登記名義人に公布される書類で、登記名義人がその物件の所有者であることを証明する書類のことです。売買契約が成立した際に登記済権利書等を買主に渡し、移転登記が行われるとそのマンションの所有権が売主から買主に正式に移ることになります。

登記識別情報に関してですが、登記識別情報は平成17年以降に取得したマンションの場合、登記済権利書ではなく登記識別情報が発行されている場合があります。役割自体は登記済権利書と変わりませんが、英数字の組み合わせによる情報が袋とじか目隠しシールで記載されています。

基本的にこの情報を自身で確認する必要はありませんが、盗み見られたりしてしまうと盗まれたのと同じような状況になってしまうので、袋とじや目隠しシールを破いたり剥がしたりせずにそのまま保管しておきましょう。

建物に関する書類

マンション売却で最も用意するものが多いのが建物に関する書類です。まずは毎年送られてきている最新の「固定資産税納税通知書および固定資産税評価証明書」です。

これは固定資産税や都市計画税など税額の算出に必要なもので、移転登記等に必要な登録免許税の算出にも使われます。マンション所有者であれば知っている人がほとんどですが、固定資産税は1月1日時点でそのマンションを所有している人に課税される税金です。

売却時期などによって、売主に一部払い戻されます。マンションの管理規約なども必要です。使用細則などとなっている場合もありますが、マンションの管理の方法やマンション利用時のルールなどが記載されている書類です。

マンションを購入する人にとって管理に関してはかなり重要なポイントなので、必ず用意しておきましょう。また、管理費や修繕積立金などといったマンションの維持費等、入居後に買主が負担する費用に関する書類も重要情報になりますので、用意しておく必要があります。

状況によって必要になる書類

必ず必要というわけではありませんが、状況によっては必要となる書類があります。代表的なものがローン残高証明書やローン返済予定表です。売却時にローンを返済する場合に必要となります。ローン返済中の場合は、残債と返済額がわかるものを用意しておくと良いでしょう。

あると好ましい書類

必要ではありませんが、あると条件交渉や買主にとって好ましい書類もあります。まずは様々な報告書です。耐震診断やアスベスト使用調査等を行っている場合は、それらの診断報告書が発行されているはずです。そういった報告書が存在しているのであれば、買主にとって好ましい情報なので用意しておき、提示するといいでしょう。

報告書だけでなく、住宅性能評価書などの証明書も同様にあるのであれば、用意しておくと良い書類になります。また、マンションを購入した際に交わした契約書や重要事項説明書などもあると良い書類です。パンフレットや当時の広告資料などもあるのであれば、提示できるようにしておくといいでしょう。

こういった書類は高く売るために必要というよりは不動産の状態をより詳しく情報共有するために必要なものです。マンション売却の際は不動産仲介業者に営業してもらうことになります。不動産仲介業者の営業マンもこういった書類があれば営業がしやすくなりますし、興味を持った人も情報が充実していたほうが成約しやすくなります。

些細なものでも良いので、なるべく多くの書類を集めておくことが大切です。